
(43歳・パート・凜)
40代のパパ活ってどうなのか?
誰もが疑問に思ってしまうでしょう。
パパ活というのは、若くて魅力的な女の子のもの。
ピチピチの女の子が好まれる。
私もそう考えていたんです。
40代なんて、男性が相手してくれるわけない。
ましてデートだけの関係なんて作るわけない。
そうは思うものの、やはりパパ活は魅力的だなと思っていたんです。
生活と言えば、私もパートに出ているけれど、ただ厳しいだけ。
なんでこんなに景気が悪いのか?
最悪な気分を味わいながらの日々は苦痛でした。
このパートの収入が少なすぎる。
あれだけの仕事をさせられるのに、給料が少なすぎるのです。
なんとかお金を増やす方法はないかと、常に考えてしまっていました。
いつものようにスマホでネット検索していました。
やはりパパ活という言葉が飛び交います。
ふと見ると、40代でもパパ活はできるなんて書かれていたんです。
本当かな?と思いました。
パパの要望も様々で、若いテンションの高い女の子が苦手。
落ち着いた年齢の相手との食事を希望する人がいるって言うんです。
これが本当なら凄いんじゃないのかって思いました。
パパ活のことがさらに頭から離れなくなっていく私でした。
思い切って、パパ募集をやってみようかなって思うようになっていきます。
出会いのある安全な場所は何処かを調べていくと、老舗のマッチングアプリにたどり着きました。
Jメールというアプリの中で、パパと出会いを求めてみる気持ちになったのです。
本当に嫌がらせのない、魅力的で安心なアプリでした。
男性ユーザーも多いですから、気兼ねなく募集の投稿をしていけます。
反応と言えば、やっぱりかなり少ない。
パパが少ないことと、40代という年齢もあったのでしょうね。
それでも興味のある男性から、少しは連絡がやってきます。
望みはゼロではないことを感じました。
数人の方との顔合わせをしたのですが、思っていた通りに愛人契約希望の男性もいたり、割り切り希望の男性もいたりしました。
そういう時はちゃんとお断りをしました。
面接を繰り返す必要があるのですが、なかなか希望の出会いがなくてさすがに気分が落ち込んでしまう状態でした。
その人は、鳥取県鳥取市在住の50代後半の人で、会社経営をしていると話していた人です。
「希望は食事のみ。ディナーを一緒にしてくれればいい」
失礼かもしれないけど、私の方から「あの…お手当の方は」と聞いてしまったんです。
嫌な顔もせずに「勿論出すつもりだよ。現金支払いで」と言ってくれたのです。
その時の提案金額が、1万5000円でした。
ビックリしてしまいました。
1万5000円の食事デートも無事に成功して、お手当を頂けてしまったんです。
「週に一回ぐらいは時間作れる?」
このお誘いの文句はさすがに痺れました。
勿論、素直に返事をした私です。